第七章 白い花の恋の行方 - 1/7

                 2018.2/15

 

ずっと──……待っておった。
この地に現れるのを──。

ひとつの光が秩序の女神の元へと降り立った。

 まだ小さく頼りない……しかし、成長し大きくなれば力強く全てを照らすかのような、凛とした輝きを持つ光──彼奴か。
 儂は全身を奮わせ歓喜した。再びこの手に出来ると、
もう二度とあの光を手離さぬと──。