寂しいとは言えなくて(NT)

                 2020.5/21

「承知した」
 ガーランドはたったそのひと言だけを伝えると、この場を去っていった。
「どーした、オッサン」
「……なにもない」
 ウォーリアはガーランドの立っていた場所を、いつまでも見続けていた。
 哨戒を頼んだのはウォーリア自身なのに、どこか寂しげで、ノクティスは無言で様子を窺った。